Blog

User

Event

TEL:
072-727-3800

E-mail:
info@verdy.com

 


「購入」

 購入に際しては、ボディの錆修理と破れていた幌の交換、そして割れていたウッドのステアリングの交換が条件に含まれていた。ステアリングは、これまた長い間あこがれていたモモのプロトティーポのフラットタイプにした。また標準の大きなエアクリーナーは好みではなかったので、ファンネルにしようかと思ったが、空気の汚い大阪では、ファンネルにするとオイルがとても早く汚れてしまうので、小さなエアクリーナーへの換装にとどめた。これに車庫証明取得費用として1年分の車庫代前払い、ラッパーズのゴアテックスボディカバー(車庫が屋根無しなのでカバーぐらいは奮発した)の費用をあわせて、ちょうど200万円ぐらい。予算ピッタリであった。頭金無しの4年払い。しばらくはサラリーマンをやめられない事になった。

 当日はあいにくの小雨模様だったが、雨がやむのを待って、喜々として店を後にする。もちろん幌は開けた。斜めに生えたシフトレバー、ステアリングの向こうに顔を覗かせる特徴的な造形を持ったスピードメーター&タコメーター、ウィンドウの向こうで盛り上がるフェンダー、そして頭上に広がる空(ただし曇り)、そしてアクセルを深く踏み込むとたまらない音を発する4気筒DOHCツインカムエンジン。夢にまでみたアルファロメオの運転席から見えるこの景色と音が自分のものになったと思うだけで、自然に顔がにやけてくる。オープンで外から丸見えなだけにちょっと恥ずかしいけど、笑いを止めることは出来ない。

 前に乗っていたベレG('72)とスパイダー('73)を比べると、ほぼ同じ時代の車でありながら、その乗り心地や性能の圧倒的違いに驚かされる。ベレGは(個体の程度の悪さもあるだろうが)操作系のタッチや乗り心地が良く言えばダイレクト感たっぷりであること、悪く言えばゴツゴツしている事が特徴だったが、スパイダーは全体的にムニュムニュしていて操作系は繊細、走りはパワフルで、全てが洗練されている。もちろんその音も濁りなく、それでいて力強い。すべてが違う。「外車」といえば高嶺の花であった当時の時代背景が妙に納得できる(ちなみにスパイダーの当時の新車価格は478万円。すっげー!!)。

 購入後、ワックス等を買いに行ったが、ここで最初の不具合発見。左右両方のドアに鍵がかからない(これぐらい別にどうってことないけど)。とりあえずヴェルディに連絡し、クレーム処理してもらうことで落ちつく。

 夜になって道が空いてから、全開加速をしてみると、エアクリーナーを交換したせいか、レッドに達するまでに2、3回息つきするポイントがある。試乗時はなかったものなので、エンジン本体の不調とは考えにくく、キャブのセッティングで何とかなるだろうと自分を納得させ、とりあえずスパイダーとの1日目を終える。

Back  Index  Next