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筑波サーキット訪問

 
 いつもの仲間と話しているうちに、ナカムラさんが参戦しているSCCJのインタークラブレースというものを見物に行こう、ということになった。メンバーは言い出しっぺの僕、東京の道路網にいくらか精通しているまるさん、車中お喋り役のなっちゃんの3名である。ナカムラさん自身はレースを走る身につき前日から東京入りして1泊、われわれは平日の仕事終了後から夜間の移動となった。今回は3人で長距離なのでスパイダーはお休み。まるさんの155で一路、筑波サーキットへと向かう。ところが、快適現代車であるはずの155、東京を越えたあたりでエンジンがかぶり気味になってしまう。何で??インジェクションやのに??変な車(笑)。とりあえずオーナーのまるさんが丁寧に運転し、なんとか無事に筑波サーキットへ到着することが出来た。


 SCCJのインタークラブレースは、その名の通りクラブ間の交流戦である。アルファロメオはもちろん、ミニ、ロータスなどの濃いショップが、それぞれの車を仰々しくポーターに積んでやってくる。迫力である。一方、ナカムラさん達の所属するクラブミッレミリア(町田のミラノオートに集うアルファロメオのクラブ)のクラブメンバーはみんな自走でサーキットまでやってくる。他のショップに比べると、幾分頼りない気がしてしまうが、何となく庶民的で好感が持てる。ジュリア以降のアルファロメオって、所詮は大衆車だもんね。


 この日の目当ては、アルファロメオだけのワンメイクレース、その名もAR-CUP。ジュリアシリーズを中心としたAR-CUP1と、フェッタ以降のAR-CUP2の2カテゴリーに分けて行われている。それぞれのカテゴリーの参加台数は40台近くになっており、ストレートの短い筑波サーキットでは、後ろの方のスターティンググリッドは最終コーナーの中。つまり、スタート前はまさに「見渡す限りアルファロメオ」という状況である。しかもアルファデイみたいなピクニック的なイベントではなく、れっきとしたレースである。アルファロメオにはサーキットがよく似合うが、そのアルファロメオがホームストレートを埋め尽くすのは、まさに壮観としか言いようがない。このとき初めて、自分のスパイダーで来なかったこと、そしてエントリーしなかったことを悔やむ。あ〜、走りたい!!


 レースの結果は、はるばる筑波まで応援に駆けつけた甲斐あってか、ナカムラさんの1750GTVが1等賞でチェッカーを受ける。やったね!!AR-CUPは着順よりもタイムで競うレースなので、ナカムラさん本人はタイムの方を気にしていたが、それでもやっぱり嬉しそうにシャンパンファイトをやっている。いや〜よかったよかった。


 この日、とても印象的だったのは、AR-CUPに出場する車達が思いのほか「普通の」アルファロメオであったこと。なかには数台「スペシャル」なレーシングチューンを施された車も混じっていたようだが、ほとんどの車はノーマルといって差し支えないライトチューンの範疇に収まっている。これぐらいの車で気軽にサーキットを走れて、しかもちゃんと表彰台を狙って真剣勝負出来ちゃう受け皿があるという意味で、関東は本当に羨ましいと思う。もうちょっと「その気」な人にはグリーンフラッグレースとか、また別の受け皿があることも、AR-CUPが「お気軽な草レース」たりえる理由になっていることも見逃せない。僕らのような一般庶民は、なかなかサーキット専用のレースカーを作って積車でサーキットへ持ち込んで・・、みたいな遊び方は出来ないもんね。大衆車を使ったサーキット遊びは、やっぱり庶民が楽しめるものであってほしい、金持ちが金に物を言わせて作ったレーシングカーを持ち込んで庶民の楽しみを奪わないで欲しい、そう思うのは、貧乏人のひがみなのだろうか?


 もひとつ印象的だったのは、クラブミッレミリアのピット。広げたテーブルの上にはストップウォッチや計時結果のメモと一緒にパンやチーズ、ハム、ワインなどが所狭しと並ぶ。真剣にコンペティターに徹するのもそれはそれで楽しいと思うけど、ピクニック気分でサーキットというのも悪くない。いや、むしろ楽しかった。サーキットの雰囲気がこんな感じだったら、彼女や奥さんも呼びやすいし、なにより粋だと思う。


 さて、帰り道。行きしに調子を崩したまるさんの155は、台風による大雨にさらされて、さらに調子を崩す。後ろ席でぐっすり眠っていた僕が目を覚ますと、そこは岡崎の検札所。まるさんが必至でイグニッションキーをまわしているが、一向にエンジンがかかる気配がない。こりゃ大変だ、と判断して車を降りて155を料金所からどかせる。ちょっと落ち着いてもう一度試してみるけど、やっぱりエンジンはかからない。まるさんは大雨の中ボンネットを開けてエンジンルームのチェックに行ったところで選手交代。今度は僕がキーを捻ってみる。「えーと、かぶってるんだよな・・」と考えながら、自分のスパイダーのエンジンをかける要領で、アクセルペダルをいろいろ煽りながらキーをまわすと・・・・ブロロン!!!なんだ、エンジンかかるやん。。。でも、回転を落とすと今にもストールしそうになる。そのまま急いでまるさんを乗せて、レッツゴー。なんとか無事に京都まで帰ってきたが、その頃になると155も完全に調子を取り戻してた。不思議なこともあるもんですね。

 

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