前菜は定番の生ハム・サラミ・クロスティーニ。
見た目は日本でもよくある光景。一番に生ハムを。
「うっ!!!、なんじゃこれは! 日本で食べてるのと全く違う!」
デパートで「パルマ産」とかいって高く売ってるモノとぜんぜん別物。
口の中で肉が「熟成〜ぃ!!! 生〜ぁ!」と叫んでる!
また、少しだけ振ってあるローズマリーで香りづけしたオリーブオイルが、
微妙な演出を!
次にサラミ。またまた、なんじゃこれは!
やはり、日本で食べてるものとは別物。
肉が口の中で「未加熱〜っ!!!」と…。
「う〜っ!! なんで こんな美味いんや!!!」
クロスティーニ(鶏レバーのペースト)に至っては、食べた瞬間 トスカーナの田舎で
自然に放たれて走りまわる鶏の姿が、頭にうかんだ!
あきらかに前菜の一皿目で興奮している自分。
冷静になるためにワインを飲み干し。
動揺と興奮の舌と口の中と脳をなだめて、K氏に質問。
「じぶん! 毎日こんなん食べてんの?」
K氏「時々ですよ〜ぉ」と。
僕「……。」
しかし、目はあきらかに「ど〜だ! 羨ましいだろう!」と言ってる。
僕はこの日 K氏が嫌いになった…。
やはり、欲望に対する一人占めは良く無い…。
興奮したため 半分以上食べてから写真をとりました。
付け加えれば、生ハムには生ハムの、サラミにはサラミの、美味さがあるのですが、トスカーナはキャンティワインがあり、そして自称イタリアで一番のオリーブオイルが
あるわけです。
で、この店でオーダーした時も、
「今日の料理だったら、このワインが良く合うよ。もちろんキャンティさ!」と…。
ハム!オイル!ワイン!と口の中で調和しとる!
「ハーモニー!!」ってこう言う事かって…。
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